視野

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    人通りを横切るのが以前より難しくなった。行き交う人々は他人の事など気にする様子もなく、我が道をスピードを落とさずただ真っ直ぐ進のみである。言葉にすれば恰好いいのだが、公共の道で皆がそれを貫かれると、やはり殺伐とした雰囲気を感じてしまう。それだけ日本で人波を横切るのは注意が必要となったわけだ。まるで東南アジアで道路を横断するのと同じである。慣れていないと大変危険である。

    「以前からこんな感じだったかな」と、ひとり呟く。勿論自分もそういったノンストップウォーカーの一員かもしれないという認識を持ちつつも。

    間違いなく言えるのは、我々の視野が狭くなってきているという事だ。周囲を見れていない人があまりにも多すぎる。個人の性格なのか、社会性なのか。否、もしかしたら携帯電話とか、そういった小さな画面に慣らされてしまい、数センチ四方の世界が基準となってしまい、自ずと視野が狭まっているのかもしれない。結局のところ人波をかき分けるこちら側が注意すれば済む事だが、問題なのはやはりというか、またかというか、その視野の狭さがマナー、思いやりの欠如にも繋がる可能性が極めて高いという事である。

    世界を視野に入れているつもりなのに、実際は自分の身の回りにさえ目が行き届かなくなってきているのではないだろうか。

    (写真 ラオス・ビエンチャン 筆者撮影)


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