作品♯1「頭の良い顔」 

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    昨日は映画美学校の同級生、k氏と上野の韓国料理屋で食事をした。
    同級生と言っても、一回り以上離れており、k氏はまだ二十代半ばで前途洋々である。ちなみに彼の住まいは杉並区の西荻窪で、僕もK氏の年頃から西荻に十年近く住んでいたので、何だか親近感は持っていた。だが僕と大きく異なるのは、顔つきである。おとぼけ顔の僕は彼のような頭の良い顔に憧れていた。ここで皆さん気になるのは僕の言い回しであろう。「頭のいい顔」じゃなく、「頭の良さそうな顔」でしょと。しかしぼくはきっぱりと言う。K氏の顔つきは頭がいい顔なのだ。絶対に頭がいい、そう確信している。それを物語るかのように、彼のフィールドワークの幅広さ、奥深さは私も関心するばかりで、知的障害者の表現活動(絵画制作)をもう長い月日をかけてカメラに収めていたりする。K氏は創作ドラマも撮りたいそうであるが、ドキュメンタリーの方にも力を入れていて、つまりは僕が演劇の世界で経験していたような、狭いなかでの人脈に留まらず、被写体となる人物に特別な限定はない。ということは、K氏がある人物に興味があれば、彼の交渉次第でカメラに収める事が出来るのだ。それが例えば寝たきりの老人であろうが、言葉のあまり通じない外国人であろうが、承諾さえ貰えればその数秒後には彼の作品の一部となり得る。このような事は芝居の世界ではなかなかあり得ない事である。そしてK氏はそういった映像のメリットをフルに活用しているように私は感じる。

    他の同級生に「K氏はいい作品つくるよ」と僕が以前断言していたのを思い出す。だってすでに顔つき自体すでに「いい作品」であるわけだから、恐らく間違いはない筈である。

    (写真 筆者撮影)

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