先見性

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    デフレ、価格競争という名のもとに、食品や生活必需品が安くなる一方だ。大手小売り業社がメーカーとの取引で、「もっと(卸値を)下げてくれ」と交渉している様子がテレビで放映されていた。メーカー側は難色を示していたようであるが、大量発注という駆け引きで成立しているようである。「お客様の為」「全ては競争に勝つため」と、そのような取引がなされているようであるが、一方の作り手としてはたまったものではないだろう。消費者側としては勿論日用品が安ければ安い程有り難いのだが、しかしデフレのデメリットも当然あるわけで、労働者の賃金が上がらないだとか、非正規労働者の問題であるとか、個人商店の経営難であるとか、そんな事は以前からよく言われていることである。そう考えても価格が下がるというのは手放しで喜べるものではないのは頷ける。

    しかしもう一つ頭に入れなければならない点がある。このまま価格が下がり続けると、中国のような新興国が日本の商品を買い占めるようになり、つまるところ日本国内で品不足がおこり、結果価格が暴騰するのではないかという問題である。メーカーだって、国内の販売業者には「もっと安くしろ」と言われるのに対し、一方の「メードインジャパン」を評価してくれている新興国に「うちは少々高くても買いますよ」と言われたら、どちらになびくであろう。つまりは買い負け→品薄→価格高騰という連鎖がおこるのではないだろうか。それを心配しているのである。

    といいながらも、特売の豚肉を買って喜んでいる私がいる。

    (写真 都内・筆者撮影)




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